難題94

分野:数IIIC
レベル:難
コメント:微分方程式を使います。

1つの直線上を同一方向に動いている2点P, Qがある.
先行の点Pの速度は定数k (k>0)に等しいとし,
また後続の点Qの時刻tにおける速度は,
その時刻におけるP, Q間の距離f(t)のλ倍(λ>0)に
等しいとする.

このとき, Qは決してPに追いつかないことを示しなさい.






















難題93の答え

まず求めるのは
Σ[k=0, n] a_{2k} = a_0 + a_2 + a_4 + … +a_{2n}

題意より、
(1+x+x^2)^n=a_0 + a_1x + a_2x^2 +…+ a_{2n}x^{2n}
である
この式にx=1を代入すると
(1+1+1)^n=a_0 + a_1 + a_2 +…+ a_{2n}

またx=-1を代入すると
(1-1+1)^n=a_0 - a_1 + a_2 -…+ a_{2n}

この2式の両辺を加えると、a_{2k-1}が消えるので
3^n+1 = 2[a_0 + a_2 + a_4 + … +a_{2n}]

よって、a_0 + a_2 + a_4 + … +a_{2n}=0.5(1+3^n)

難題93

分野:数IAIIB
レベル:やや難
コメント:面白い問題です

(1+x+x2)^n の展開式におけるx^kの係数をa_kとするとき,
Σ[k=0, n] a_{2k} = 0.5(1+3^n)
であることを示しなさい




















難題92の答え

直線mの方程式をy=px+q(ただし、q≠0)、1次変換fを表す行列を
(a、b)
(c、d)
とおく。

fによる任意の点(t、pt+q)の像を点(s、ps+q)とすると、
s=(a+bp)t+bq・・・?
ps+q=(c+dp)t+dq・・・?
となることから?を?に代入して、
p(a+bp)t+bpq+q=(c+dp)t+dq

ここで、tは任意ですから、これはtについての恒等式です。
したがって、
c=pa+bp^2-dp
dq=bpq+q
となる。

ここで、q≠0であることから、
d=bp+1、c=ap-p・・・?

また、点P(t、pt+q)の像が点P自身であるとすると、
t=(a+bp)t+bq
∴a+bp=1、bq=0

したがって、a=1、b=0
これらを?に代入して、c=0、d=1となり、fを表す行列は単位行列となる。
よってf(P)=Pとなるような原点と異なる点Pがあることがわかる。

難題92

分野:数IIIC
レベル:やや難

座標平面上の1次変換fが原点を通らないある直線mを
m自身に移しているならば, f(P)=Pとなるような原点と異なる点P
があることを示しなさい.

コメント:東大の一次変換(1982年)に繋がる問題です。
この問題を解いたことがあれば、1982年の東大の一次変換も解けた
のではないかと予想されます。



















難題91の答え

u=v=w=0 ではない値の組(u、v、w)があるとする。
すなわち u、v、w が同時には 0 ではない値の組があるとすると、そのうち u≠0 として一般性を失わないから、
vec(OA) = -(v/u)vec(OB) - (w/u)vec(OC)
つまり、 ベクトルOA は ベクトルOB と ベクトルOC の作る平面の上になければならない。
従って、原点O は三角形の決定する平面上にあることになり、前提条件と矛盾する。
よって u=v=w=0 でなければならない。

難題91(ゆぅじじさんから・・・)

分野:数IAIIB
レベル:標準

空間に3角形ABCがあるとし, 空間の原点Oは,
この三角形が決定する平面上にはないとする.

実数 u, v, w が等式
u×vec(OA) + v×vec(OB) + w×vec(OC) = vec(0)
を満たすならば, u=v=w=0であることを示しなさい.

コメント:当たり前の中に盲点があります。(京都大学/1984年)


























難題90の答え

f(x) = x + (1/x) (x≧1)

y = f(x) とおくと、

y = x + (1/x)
- x + y = 1/x
- x^2 + y x = 1
x^2 - y x = - 1
x^2 - 2 (y/2) x + (y/2)^2 = (y/2)^2 - 1
(x - y/2)^2 = (y/2)^2 - 1
x≧1 より x - y/2≧0 だから、
(∵x - y/2 = x - (x + (1/x))/2 = (x^2 - 1)/(2x))
x - y/2 = √((y/2)^2 - 1)
x = y/2 + √((y/2)^2 - 1)
x = (y + √(y^2 - 4))/2
y = f(x) とおいたのだから、g(y) = g(f(x))) = x なので、
g(y) = (y + √(y^2 - 4))/2
したがって、関数 g は
g(x) = (x + √(x^2 - 4))/2
と定義できる。

難題90

分野:数IIIC
レベル:やや易

x≧1で定義された関数f(x)=x+(1/x)の逆関数 g(x) を求めなさい.



















難題89の答え

f(x)=x∫[0→x]{2^t*(2^t-3)}dt-∫[0→x]{t*2^t*(2^t-3)}dt
f'(x)=∫[0→x]{2^t*(2^t-3)}dt+x*(2^x)*(2^x-3)-x*(2^x)*(2^x-3)
=∫[0→x]{2^t*(2^t-3)}dt
=∫[0→x](2^2t-3*2^t)dt
=[(1/2log2)*2^2t-(3/log2)*2^t][0→x]
=(1/2log2)*2^2x-(3/log2)*2^x+5/2log2
=(1/2log2)*(2^2x-6*2^x+5)
=(1/2log2)*(2^x-5)(2^x-1)
f'(x)=0のとき,2^x=1,5,すなわち,x=0,log[2]5
x≧0におけるf(x)の増減表は,次のようになる.


__x__|__0__|__|log[2]5|__
f'(x)|__0__|−|___0___|+
f(x)_|_____|\|_______|/


よって,x=log[2]5のとき最小となる.

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